読書レビュー「ChatGPT資本主義 生成AIがビジネスを変える/城田真琴 著」

ChatGPT資本主義 生成AIがビジネスを変える/城田真琴 著

今最もホットな話題の一つと言えば生成AIですよね。あっちもこっちもAIの話しで持ちきりです。僕が働いている会社でも、どうAIを利用していくかを考えている人間と、AIなんて信用できないと距離を置く人間と、よくわからないままChatGPTに記事書かせれば時短になるとほざく人間とか、様々です。

問題なのは、ChatGPTではなく使う側です。ブログ記事を書かせるにしても、何のために何についての記事が必要で、内容はどのように構成するのか、それはAIが書ける内容なのか、などなど様々なことを考慮する必要があります。なんとなくでAIに書かせたものを公開して、やった気になって、何が楽しいのか。あー、愚痴っぽくなってしまった。

違うんです。何事もちゃんと知ることが大切じゃんってこと。知ったかするのも、知らずに遠ざけるのも不正解。今生成AIの世界では何が起こっていて、今後どうなっていく予想なのか、今回の本はそれを知るために購入しました。

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どんな本

タイトルには「ChatGPT」と入っていますが、それに限らず様々な生成AIについて触れています。文章、画像、動画、音楽、プログラミングなど様々なことが生成AIで作成可能になっています。またこれらを利用して社内システムやサービスに組み込み、人件費の圧縮や新規顧客の獲得を目論む企業がどんどんと出てきています。

こんな世の中で、ChatGPTのopenAIをはじめ、Microsoft、Google、Meta、Adobeなどの巨大テック企業が今何を目指しているのか、どんな攻防がされているのかがこの本には書かれています。

また、この先に起こるであろう未来予想や、消えていくであろう仕事なども紹介されています。

感想

こんなふうに生成AIを使えば、こんなことができるよ、といった具体的な使い方を学ぶ本ではありません。ものすごいスピードで進化している生成AIについて、いま何が起こっているのか、どんなメリット・デメリットがあって、何が問題になっているのか、また今後どうなっていくのかを知るための本です。

本の発行日が2023年9月なのでこれを書いている時点で約5ヶ月前。もう変わったこともあるかもしれません。ですがまずは知ること、変化から目を逸らさないこと、そこから自分に必要なことを見極めて、仕事なり何なりに繋げていきたいですね。

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